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日本人はワキガが少ない?なぜ?
耳垢とワキガ体質の関係
耳垢には軟耳垢(wet)と乾耳垢(dry)があります。ワキガ体質の原因であるアポクリン汗腺は外耳道にもありますので耳垢のタイプである軟耳垢(wet)はワキガ体質と非常に深く関係性があります。
アポクリン腺の分泌物によって耳垢がwetタイプになります。
日本人や白人、黒人の耳垢タイプの割合は?
日本人の約15%程度が軟耳垢のwetタイプで残り約85%は乾耳垢のdryタイプです。
白人や黒人はほぼ全員が軟耳垢のwetタイプになります。
軟耳垢wetタイプだとどれくらいでワキガ体質になる?
ワキガ体質の約98%が軟耳垢のwetタイプです。
逆に軟耳垢wetタイプの約80%がワキガ臭を発症しています。(ごくわずかなレベルも含む)
稀にですが乾耳垢dryタイプでもワキガの方はいます。
ワキガのレベルとは?はこちらからどうぞ、記事の中頃にあります。
ワキガ体質が多い人種は?
最も多いのがアフリカ系人種でほぼ100%
ヨーロッパ系人種では70%~80%(90%との発表もあり)
日本人は約10%
中国人は約5%
文化によってワキガの捉え方が違う
アフリカ系やヨーロッパ系ではワキガ体質が高めなので個性捉え、自分の体臭と香水で中和させ体臭を有効利用し「良い匂い」へともっていく香水文化が発展しました。
日本は香りを楽しみ香りを鑑賞するという「香道」という文化があり、臭いに関しては他人種に比べると嗅覚の感覚が高い人種と言えます。
「ワキガ臭は実はフェロモン?」にも書いていますので、ご興味があればご覧ください。
ワキガ体質は男性と女性のどちらが多い?
男女比率は?
答え1:1
ワキガは遺伝で引き継がれる体質ですので、男性と女性の比率は1:1でほぼ同じと言われています。
なぜ女性の方が多いと言われているのか?
ワキガの発症年齢が平均で見ても女性が16歳で男性が18歳というデータがあります。
また性ホルモンも影響する為に女性の方が性徴が早いので発症も早いとされています。他には生理中や排卵期に臭いが強くなる女性もいますし、ワキガや他の臭いを気にするのは女性の方が多く病院やクリニックに行く割合も女性の方が多いからではないかと言われています。
男女比だけではなく年齢による差もある
ワキガは第二次性徴の思春期の世代に最も多く、30代以降になると臭いが徐々に減少していく特徴があると言われています。ですが臭いのレベルや個人差はありますが臭いにずっと悩み続けている方もいるのは事実ですので治療が必要な場合もあります。
この記事のまとめ
- ワキガ体質の男女比は1:1でほぼ同じ。
- 日本人の約15%は軟耳垢wetタイプ、白人黒人はほぼ100%で軟耳垢wetタイプ。
- 軟耳垢wetタイプでも全員がワキガではない。
- 日本人は10人に1人がワキガ体質。
- コンプレックスか?個性か?は本人の捉え方次第。
- 年齢による臭いの強度は変化するが根本的な解決にはならない。
臭いに過剰に反応してしまうのもストレスの原因になってしまいます。まずはセルフチェックをし、親しい人や恋人やパートナーに自身の臭いについて聞いてみるだけでも心は軽くなります。
それでも不安で不安で悩んでしまう場合は専門病院やクリニックなどで検査や相談してみましょう。